難しい課題
- Yamazaki Yutaka

- 5 分前
- 読了時間: 2分

数年前に、この課題が作られてから、それはずっと
一緒です。
今回は材料が代わっただけ。
材料が代わっただけ・・・
一言で言えばそれだけですが、これによって難易度が
大きく左右されます。
柄物クロスでは、そのリピートの大きさが曲者。
材料取り、割り振り、裁断・・・
全てにおいて、例年以上に、格段に手数が増えてます。
なので、最大のポイントは時間配分。
パテの面があるので、乾き具合等も考えると、一発目、二発目・・・とパテを打つタイミングを
見測らないといけない。

ここはベテランの職人の経験値が、モノを言う・・・って感じだろうか?
10年ちょっと前だったでしょうか、私もこの大会で優勝してます。
当時は「関東大会」であり、この大会で優勝しないと技能グランプリに出場出来ない、と言われてました。
言わば全国へ繋がる登竜門・・的な立ち位置の大会でした。
今は「ジェイシフ全国技能競技大会」。
正に全国規模に躍進した訳です。
課題にしても、技能グランプリの技能検定試験が進化したような物ではなく、この大会独自の

発想から生まれた、実際の現場に則した物となっています。
技能グランプリでは、袋を掛けたり和紙や織物を使ったりで、表具の要素が多分にあります。
ジェイシフでは、下地作りは袋では無くパテ。
なので、現在現場で活躍している職人さんに、照準を当てた課題となっています。
技能グランプリとは全くの別物。
全く新しい技能競技大会・・・なんです。
今回、材料変更により難易度が増した。時間配分がポイント。と書きました。
そうなんです。
この日は正に、「時間との勝負」。

残り時間、僅かとなっても、なかなか終了した人がいません。
少し失敗しただけで、リカバリーに時間を取られる。
想像以上に厳しい戦いになりました。




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