母校での授業
- Yamazaki Yutaka

- 7月12日
- 読了時間: 2分
建築系の某専門学校。
この学校へ、毎年技能士会で壁装と床の施工講習をしに行ってます。
今回は壁装。

私も何度か講師として、この学校へ来た事がありますが、ここ数年は私は抜擢されず、暫く来てませんでした。
以前ブログにも書きましたが、私はこの学校の卒業生です。
今回、私が技能士会の会長になった事。
学校側の担当の先生が代わった事・・等から、ご挨拶も兼ねて私も参加する事になりました。
一緒に参加したのは、ベテラン2人。 山下さんとラッチ。

取り敢えず、私が簡単に挨拶。
この学校を卒業して、クロス屋になる人は殆どいない。
って言うか、いない。
みんな、現場監督とか設計の方に進みます。
そんな中、「実は私、この学校の卒業生です」
って自己紹介しました。
技能グランプリの優勝から現代の名工、黄綬褒章・・・って事まで話しました。
自慢話をしたい訳じゃありません。
この学校の卒業生で、そんな経歴の人間もいるって事を言いたかっただけ。
この学校で学んだ事が、将来色んな形で役に立つ。
社会に出れば、辛い事苦しい事。 挫折する事だってあります。
そんな時、今勉強してる事がきっと役に立つ。
自分を助けてくれます。 だから・・・
今しっかり、自分のやるべき事をやりましょう。
冒頭、山下さんが壁紙の話をします。
壁紙の種類、特徴。 防炎ラベルの話も。
何しろ、クロス屋になろうっていう生徒を相手にしてる訳じゃないのでね。
座学は軽めに。 寝るから(笑)

やっぱり実技中心でいかないと、面白くないからね。
パテから始めて、4種類のクロスを貼ってみます。
無地じゃ~つまらないだろうから、無地は最初の1枚目だけ。
それを突き付けにして、後は全部柄物。
柄物は重ね切り。

一応やって見せますが、時間も限られているので、とにかく
生徒に貼らせる。体験してもらう・・・を優先します。
中にはね。
なかなか筋の良い子もいますよ。
現場監督にするには勿体ない。
連れて帰りたいぐらい(笑)

11月には昨年に引き続き、床の施工講習会も予定してます。
内装仕上げに、興味を持ってもらえたら嬉しいですね。
内装職人にならなくても、少しでも身近なものに感じてもらえたらいい。
長年人材不足を言われてる、この建築業界。
この若い世代を、大切に育てて行きたいですね。




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