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古き良き時代

  • 執筆者の写真: Yamazaki Yutaka
    Yamazaki Yutaka
  • 4月20日
  • 読了時間: 3分

私は高校を卒業してから2年間、建築系の専門学校に行きました。

建築室内設計科。ここを卒業してから、更に2年間内装工事店に勤務しました。

内容は営業と現場管理。

営業と言ってもバブル前夜の頃で、自動的にいくらでも仕事が入って来るので、自分から

「何かお仕事ください」って頭下げて回る事は殆どありません。

現調して、お客さんと打合せしたり見積や段取り手配が主な仕事。

現場管理と言えば、たったの2年しか勤めてないので、若くて元気一杯の頃。

自然に職人の手元として、バリバリ作業してたと思います。

当然現場に出てる方が楽しかった訳です。

今はその内装工事店、もうありませんが、当時の上司や先輩後輩とは今でも付き合いがあって

「永友会」と名付けて飲み会は続いてます。


この日は4人だけ。

頻繁に飲み会やってるので、少人数でも全然OK。

来れる人だけで楽しめれば、それでヨシ!


先日のブログで、サラリーマン時代には色々ありました・・と書きましたが、あの頃のメンバーがこうして集まると、思い出話に花が咲き、色んな事を思い出します。


入社1年目の時の社員旅行・・とかね。



この会社、我々の工事部の他に、販売部門がありました。

工事部はバブル前夜の勢いがあって、売り上げも相当あったはずですが、販売部はかなり不振で赤字も大きかったんじゃないかな?


よく上司や先輩達が、会社のお荷物部門って言ってましたから。

この工事部と販売部が合同で社員旅行となったら、そりゃいかにも何かありそうじゃ~ありませんか?


販売部にはS部長ってのがいます。 

社長とは親戚関係で、虎の威を借る狐って言葉がピッタリの狐顔。やな奴です。

販売部の不振があって、下に見られまいと虚勢を張ってるとしか思えない、常に高圧的な態度。

夜の宴会が終わって部屋飲みとなると・・・

このS部長と、まだまだ若さ溢れる新人社員が衝突するのは必然でもありました。

私の同期にマサ君ってのがいまして、これがS部長に捕まって「俺の酒がのめねぇのか!」って始まった。

ドラマや漫画じゃよく聞くセリフです。でも実際にこの耳で聞けるとは・・ちょっと感動です。

今じゃパワハラとか相当うるさいので、あり得ないんでしょうが。


「今年の新人は生意気だ!」って、何故か私も巻き込まれ事故。

なのでね。

心の中で一言・・「うるせぇよ、じじい」

ってつぶやいてみました。まだ二十歳の若者。若さとは正義漢・・ですよね。

そしたらね。

S部長、凄いですよ。 私の心の声を聞き逃さなかった。


「なんだ貴様!」って凄い形相で今にも殴りかからんばかりの勢いで向かって来た。

私はとても温厚な性格で、殴り合いの喧嘩なんてあり得ない。

恐怖におののきました。

ですが危険がすぐそこに迫っている。身を守らなければなりません。


咄嗟に「なんだコラァ!」って一歩踏み出した・・・

とたんに、N先輩に羽交い絞めにされ「ゆたか、やめろ!」って持ち上げられた。

一瞬で私の足は宙に浮き、バタバタさせてるだけ。 まるで子供扱い。

そして別部屋に押し込められ、「頭冷やせ!」って怒鳴られて、しかも見張り付き。


「え~っっ!」って感じですよ。 

なんか私が第一戦犯でならず者扱いじゃ~ないですか。


N先輩もこの展開を読んでいて、タイミング良く飛び出して喧嘩を止める。

もちろん私も、その筋書きは心得てます(笑)

阿吽の呼吸ってやつね。

S部長より役者が一枚上。


でもね。それでも一切お咎めなし。

後にしこりを残す事もない。

喧嘩は祭りの花。社員旅行も大いに盛り上がって、私も貢献できたみたい。

40年前のおおらかな、良き時代の話です。


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