金唐紙

「W.W.D 2026」2日目。
この日、一番楽しみにしていたのがこれ、金唐紙。
最近はインスタでもよく見るようになりました。
実際に私が現場で遭遇したのは、今までで1回だけ。
ほぼ縁の無い物と思ってましたが、このイベントで、案外今後有り得そうな、
グッと身近に感じられる物になりました。

金唐紙研究所・代表の江端茉衣さん。
先代の後を継いで、この金唐紙の文化を残そうと頑張ってます。
若い女性がこの伝統文化を継承するということで、かなり注目されているようです。

この木版も貴重な物です。
山桜の木だそうです。
子供の頃、どこか田舎の古~い家で見たような気が
しますが、置物にしては奇妙な感じで、もし家にあっても何だか分からずに捨てちゃったり、燃やしちゃったり・・・って事もあるみたいです。
貴重な物なので、どこかで見つけたら連絡ください。

そして実演。
鈴箔に型押しして行きます。
硬いブラシで叩くので、会場にカンカン音が鳴り響きます。
これ、叩くにも力加減が大事。
強過ぎたら裏打ちが剥がれて、箔が浮いてしまう。
弱けりゃ細かい掘りの部分は、全く型押しになりません。
しかも木版が丸いので、角度を間違えるとズルっといって、やはり箔が浮いてしまう。
丸いので角度を考えながら、右手で打ったり左手に持ち替えたりします。

かなりの時間叩いてます。
ほら、裏打ちの紙がこんなに毛羽だって来た。
これを今度は小さなブラシで叩いて調整していきます。
女性がやるには結構な重労働ですね。
これを1日中続けるのは無理でしょう。
でも忙しかったり、納期が迫ればそんな事言ってられない事もあるようですよ。


普段は左右に分かれて2人作業だそうです。
飛び入りで、おじさん達も叩いてみます。
難しそうですよ。 ちょこちょこ駄目出しされてました(笑)

出来上がりがこれ。
凄いね。
でも、このサイズでも随分時間掛かってますからね。
もっと大きなのだと、それこそ何日もかかりますね。
今度はこれに着色して行きます。
着色も何工程かになります。

分かりやすく、サンプルにして着色の行程を説明してくれます。

実際に出来上がったのがこれですね。
細かい所まで、自分で絵筆で塗り上げて行くんですって。
画家ですね。
木版叩く体力、腕力。
繊細な色付け。
絵心無ければ、とても出来ません。
あなた、一体何者?
って、フツーに思いますよね。
で、今回特別に、この出来上がった金唐紙を張って見せてくれました。

まずは糊入れ。
これも難しそうです。
凹凸があるのでね。
糊の入れ方によっては、凹凸を潰してしまうそうで。
2月の技能グランプリで、表具部門銀メダリストの内田さんが糊を塗ってます。
豪華な顔ぶれ。

現代の名工・植松さんが張り上げて行きます。

出来上がり。
日本の伝統文化です。
是非、後世に残していきたいですね。
我々は施工技術を磨いて、こんなに立派な素材を更に生かして
行けるように頑張ります。



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