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荷揚げ

  • 執筆者の写真: Yamazaki Yutaka
    Yamazaki Yutaka
  • 2021年8月10日
  • 読了時間: 3分

私が丸ちゃんの現場で、楽しんでいる頃。

ヤマザキ美装の現場では、熱い戦いが始まっていました。



都内某小学校の、教室の床工事。

現状の板張りから長尺シートに貼替えます。


まずは解体屋さんが入って、全部ぶっ壊す。

それからレベル調整して置床。

その上にコンパネ敷いてからの、長尺シート貼り。


この長尺シート。

区からの指定で2.5mm厚のフローリング調。

意外な事に、そんな材料、無いんですよ。


どのメーカーの見本帳見ても、どこにも無い。


2.0mmならいくらでもあるんですけどね。

逆に、フローリング調じゃなけりゃ2.5mmの材料は色々ある。


結局、特注でも何でもいいから作れないか、探しました。

東リ、タジマ、サンゲツ・・・

床の主要メーカーさんは全部駄目でした。

特注で作るって事は、新しい商品を作るようなもので、それをするには

何か月もかかるし、費用がどのぐらいかかるか。


諦めかけてた所に浮上したのが、ロンシールさん。

もちろん通常の商品としては存在しないけど、特注で作れます・・・って。


ありがたいですね。 

元請けさんの要望にも区の要望にも、これで応えられます。


しかし、2.5mmは重い(汗)


学校の教室なんで、長手で9mあります。

普通の教室16室に、音楽教室が10.2mで1教室。

全部で17教室。 

大砲みたいな長尺シートのロールが70本。


これは僕らじゃ全部運べない。

仮に運べても、これやってたら、しばらく仕事にならない。

なので、いつもの問屋さん。 

ワタナベさんに荷揚げまでお願いしました。


千織のインスタで、既に紹介されてますが、

ワタナベの営業さんが3人。

それから荷揚げ屋が2人。

まあ、昼過ぎには終了するだろうと見込んでました。



むしろ私としては、教室から一時廊下にだされた机や

椅子、ロッカー。

解体された廃材の一時置き場や、

新規床貼りようの材料や道具等を考えると、

70本の長尺シートを、どこに置けるか?

そっちの方を心配してました。


まして私は、丸ちゃんの現場に行ってて不在。

当社工事部長の加藤君も、別件で不在。


残された、ベテラン片岡さんと千織に、

荷揚げの采配を全て委ねておりました。

事前に私と3人で現調もしてたので、

大体の打合せは済ませてたけど。




ところが、千織からビックリするような連絡が入ったのが、10時半頃だったかな?

「荷揚げ屋さんが、全く使えません」

「ワタナベの3人がフルに頑張ってくれてます」

「でも、午後から別現場に搬入があるので、昼で上がります。残りは明日運びます。」



昇降口に一時置きできたので、取り敢えず問題は無かったのですが、

結局半分以上、残ってしまった。

翌日はワタナベさんから4人来てくれるそうな。


千織の報告では、初日のワタナベの営業さん3人が大活躍で、

とってもカッコ良かったそうです。


うちの担当のM月君は、身体もそんなに大きくないし、

細身の良い男系。





とても、そんな怪力君には見えません。

きっと細マッチョなんでしょうね~

千織の目が❤️になってました。


なのでね。

翌日は私も頑張りましたよ。

コロナで、もう日本の文化から消えようとしているお神輿。

私は、神輿で鍛えてありますからね。

5本だけ担いで運びました。


その様子を千織がスマホで撮って、インスタに挙げてましたね、面白音楽に乗せて(笑)


私は3階まで1本。あとは2階まで4本。


いや~、前日は全部を3階まで運んでたんですね~

1フロア違っただけで、エライ違いだ。


やっぱり材料屋のみんな凄いね。

明るく爽やかに、ニッコリ笑顔で帰って行きましたよ。

こっちはその後にガックリ来て、仕事に影響しそう(笑)

年齢を考えないとね。熱い思いに身体が付いて来ない。

無理は禁物だね。


ワタナベさん、ありがとう!

おかげで、予定通り、貼り出しがスタートできました!





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