さてさて。

今回は「神奈川県内装仕上技能士会」の技能検定試験対策講習会に見学に伺いました。
内装仕上技能士会ってのは、
全国あちこちにあって活動してます。
お互い連携し合って、情報も共有するし講習会等のイベントも参加し合ってます。
いわゆる『日本内装仕上技能士会連合会』。
通称『日技連』。
去年からコロナの影響で、お互い行き来が難しくなり、近隣都県でのお付き合いだけ。
先週は埼玉。
そして今週は神奈川にお邪魔しました。

壁装の技能検定試験の練習会。
A面・B面・C面と。
これを全部、一日で実演・解説して、更に受講生が作業する・・なんてのは実際無理。
埼玉さんの場合は、初日に袋掛けのみ。
私が先週お邪魔したのは、この一回目でした。
神奈川でも同様、講習全3回セットとなってるようです。
1回目 座学
試験内容の解説、道具や持ち物等の注意。
そして時間に余裕があれば袋掛けの実演・練習。
2回目 実演
講師による実演。
これも解説しながら丁寧にやって見せるので、かなり時間が掛かります。
3回目 実作業
受講生が実際に作業します。
いわゆるトライアル状態。
1~2回目。2~3回目の間には、それぞれ数日の空き時間がある。
その間、受講生は練習に励む。
つまり、講習会に参加した後、それをじっくり考えて練習する時間を取るわけです。

埼玉でも、そうですが。 これはかなり有効ですね。
試験に対して、じっくり向き合う事が出来る。
やっぱり技能士の資格を取るのだから、
自分で考えて理解する事が大事。
一夜漬けのようなやり方は、よろしくない(笑)
この辺は東京でも、是非真似して行きたい所です。
で、今回私が参加したのは2回目の講師による実演・解説の日と
なりました。
講師役も、実力者をズラリと揃えた豪華版。
実演の風景を見てるだけで、今日見学に来た価値があると言う物。
そして今回、ビックリしたのが。

まずはプロジェクターを駆使してのビデオ撮影。
コロナ禍を考えて、手元を覗き込む時の密を避ける為の工夫ですね。
これは、やはりこういった機械関係に強い人(柳下さん)が居る強みです。
東京からも、これを勉強しようと埒見さんが見学に来てます。
柳下さんとラッチの専門的な会話には、
私は付いて行けなかった(笑)
まあ、この辺の事はラッチに任せるとしましょう。
その他の色んなイベントや講習会に活用出来るので、
その効果は絶大!
常に革新的な神奈川らしく、やはり一歩リードしてる感が強い‼

写真見て解る通り、神奈川では作業台が床上30cm程度の高さ。
東京では通常の机の高さ。
こんなに低くて腰痛くならないのかな?
なんて事を思ってましたが、講師の皆さん。
難なく作業進めてます。
西の方では作業台も無しで、地べたでやってる・・なんて話を聞いた事がありますが、やはり地域特有の物がありますね。
それもまた面白い。
検定試験の内容は全国共通ですが、作業方法は全く別・・・の部分もある。
近隣県でも、そこは随分違う。

今回は直角の出し方。 そして織物クロスの割り振りの仕方、
考え方。
ビニールクロスの張り方、納め方。
色んな所で違いを感じました。 まあ微妙な所だけど。
と~っても勉強になりました。
だから面白い!
今回、講習会の運営の仕方。会場のセット。受講生の募集。
更に、スタッフの人選から教え方。
解説の仕方、考え方、話し方まで。
色んな部分を勉強する為に、見学しに来てますが、やはり何と
言っても・・・

この作業の違いが一番興味があったわけで。
東京でも色々取り入れて、研究してみます。
その成果は、また皆さんに見て頂いて共有して行きたいと思います。
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