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  • 執筆者の写真Yamazaki Yutaka

掛け軸と絵画の『未来展』

更新日:2020年12月1日

11月24日(火)~29日(日)の期間、東京八重洲にて作品展があります。

表具を研究する「表粋会」主催です。

私の仲間も数人在籍していて、毎年この作品展に出品してます。

技能士会の中にも、表具を勉強したいと言って文化協会の表具の学校に通ったり、この表粋会に入会したりと、一生懸命頑張ってる人もいます。


もちろん私も表具には大いに興味があるし、出来る事なら私も勉強して、こんな作品を作ってみたい。表具の技能士資格にも挑戦してみたい。


私の場合、襖を作ったり張り替えたりの仕事はしますが、掛け軸や屏風等の知識は殆どなし。

頑張ってる仲間達が凄いと思うし、また羨ましくもあります。


この作品展。確か毎年2回。上野と八重洲で開かれてたと思います。

私も出来るだけ時間を作って、観に行くようにしてます。


正直言って、私の見る所は表面的で、その作品の奥深さまでは届いてないと思う。

ほんの些細な部分に、こんな細かい技術や工夫が隠されてる・・とか。

本当は、掛け軸作るところを最初から最後まで、じっくり見ながら勉強させて頂きたい(笑)

そして、絶対的な表具のしきたりと言うか、掟と言うか・・

千年の昔から受け継がれてきた、日本の伝統文化。

ここがクロスとの大きな違いなんでしょう。


クロスの場合、材料にしろ道具や技術、クロスその物までが、まだまだ発展途上。

なのでドンドン新しい物や道具が開発されていく。

それに伴って施工方法までが改良されていく。

速く、奇麗に・・・ 様々な工夫がされています。


でも、表具は、その歴史と伝統を未来へ受け継いでいくべき物。

簡単な思い付きやアイディアで、決していじくり回して良いものじゃない。

何百年も前の作品が未だに残ってる。 

どんな技術でどんな接着の仕方してるのか、とても気になりますね。


表具の作業や物腰、手捌き等を見ていくと、やはりクロス施工に繋がるものを感じます。

クロスの基本になると言うか、原点とも言えるのではないでしょうか。

なので、クロスの勉強をして行くと必ず表具に辿り着く・・ 

いや、避けては通れないと言うべきか・・


今回、この作品展。

かなり注目されてるんでしょう。 新聞にも取り上げられてます。

11月21日の読売新聞の記事。

 

何を隠そう、この新聞に掲載されてる掛け軸の作者、

表具・田村健太郎・・

彼こそ私達の大事な仲間の一人。

 

東京内装仕上技能士会の一員でもあり、

表具の勉強にも力を注ぐ凄い奴! 


健太郎いわく・・・

「壁紙張り代表で表具。表具代表で壁紙。

って思ってやってます!」


いいぞ!健太郎! その心意気や良し!


 

とても面白いと思うのは、「美大生×表具師」って所。

普段、美術大学で勉強されてる学生さんが、表具師とコラボして一つの作品を完成させる。

詳しい事は解らないんですが、仲間から聞いた話では、学生さんとペアになり、学生さんと

何度も話し合って、そのイメージをまとめて作品を作る。

おそらく学生さんが自分なりのテーマで絵を描いて、それを基に掛け軸を仕上げていく。


表具師と学生さんの息が合わないと、満足いく作品は出来ませんね。

かなり難しい作業だと思います。

果たして、どんな作品を見られるのか、とっても楽しみです。


来週、かなり現場が詰まってきてますが、こればかりは何としても時間を作って必ず見に行きます。

きっと新しい発見があったり、刺激が貰えるはず。



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クロス・床・襖のご相談は

有限会社ヤマザキ美装まで!

東京都足立区元木南町20-9

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