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  • 執筆者の写真Yamazaki Yutaka

心に響く話

先日、訓練校でご一緒させて頂いたK先生のお話し。


K先生は設計が専門。 建築学とか環境工学についての授業を担当してます。

ecoとか自然素材とかの造詣が深く、我々が一般的に扱うビニールクロスに

関しては否定的なご意見をお持ちなのかと思ってましたが、意外なことに

そうでもない・・・


まあ、お客さんの予算とか好みとか、色んな要素があるので、その辺は

柔軟に・・との事。

それを聞いて、ホッとしました(笑)


このK先生。

今日、たまたま授業でご一緒させて頂きましが、K先生の授業は今期、

これが最後となります。


最後に生徒の皆さんにご挨拶。

その中で、印象的だったのが。


『もう、お金は食べていけるだけあればいい。

 世の中に文化や技術を残していけるような仕事をしたい。

 このままでは、昔ながらの建築や、それを作り出してきた手業は

 失われてしまう。

 日本の伝統文化を継承していかなければならない。

 これからの人生、そういう事に力を注いでいきたい。』


言葉はやや違ったかも知れませんが、おおよそ、そんな主旨のお話だったと思います。

私にも心に響くものがありました。

K先生。私よりも人生の先輩です。


私なりに思うには。


今までは自分の為、家族の為、会社の為に一生懸命働いてきた。

少しでもいい暮らしをしたい。周りから認められたい。自分の実力を伸ばし人間としても

成長したい。

ある程度の年齢に差し掛かると、自分の将来が見える。限界も見える。

そんな時、ふと、何かを残したい・・とか、誰かの為に・・なんて気になる物なのかな、

って思います。


人生の終わりを奇麗に迎えたい・・みたいな話じゃなくて。

世の中の為に、後進の為に何か力になりたい・・ってのは、解る気がします。


K先生の言葉には、それだけでなく、

建築の歴史や技術に対する尊敬や愛情が溢れています。

K先生だからこそ、我々や生徒の心に響くのだと思う。


私は、まだまだそんな域には程遠いのですが、

涙を浮かべながら、そんな話をされたK先生。 

凄く素敵だな・・・なんて思うんです。






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