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執筆者の写真Yamazaki Yutaka

壁装技能検定試験指導法研究会 ③

さあ、試験開始からパテして糊練って。

ここまでは問題ない。

問題はここから。


袋の裁断ですね。

水引きして喰い裂き出す方法と、カッターで真っ直ぐ切り落とす

棒付けの方法と2種類。


他県では喰い裂き出さなきゃダメって所もある。

また一方では喰い裂き禁止。棒付けじゃなきゃダメって所もある。

東京ではどっちでも有り・・

この辺も統一されてない。



なので研究会では、どっちも試してみます。

水引きしての喰い裂き。 これは表具を勉強してるメンバーが実演して解説。

なるほど! と思う事もあって、今回の研究会、

やった甲斐あり!

と早くもガッツポーズ!!


もちろん、どちらでも結構。

受験する人のレベルにより、または目指す物によっても方法は変わる。

ただし、試験開始後の最初の難関。

緊張して手が震える事もある。 ここで大きな失敗をしたら、試験開始10分でノックアウト。

今迄散々練習してきた物を、開始10分で失うリスクは避けたい。


受験生の皆さん。 自分で行けるって思う方を選択しましょう。


研究会では、この辺はすんなりこなして行きますが、実際にはこの袋掛けが

大きなポイントですね。


一応袋掛けたら、次は布クロス面のクラフト紙張り。

これも、やり方は様々。

従来の方法で私が実演。 

次に若手有望株の塚原君が新技を披露して、みんな、オオ~!

勢いのある若手には敵いません(笑)


鳥の子の裁断では、もう一度わたくしが・・・


これも従来の方法でカネ出ししてからの裁断ですが、もっと良い方法あるでしょっ!って

表具組に詰め寄りましたが、これに関しては新技・裏技・近道は

無し。

やはり面倒でも、丁寧に時間掛けるしかなさそう。


まあ、そんな部分があっても良い(笑)


裁断が終われば、さすが技能士会のメンバー。

張り出したら早い。

9時スタートのこの研究会。 

何だかんだでディスカッションしながらの作業ですが、二つの検定台の、まずはC面。 


鳥の子面をお昼までに完了。


正直、どう説明すれば解りやすいか・・とか、受験生の身になって・・なんて考えてる余裕がない(笑)

作業方法の確認。 それが精一杯になりそう。

でも、それでもいい。

これからに向けての大きな一歩。


昼食食べたら、次は布クロスのA面。

午後も気合入れて行きましょう!

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