top of page
執筆者の写真Yamazaki Yutaka

名工と恩師

先日、東京都技能士連合会から会報に名工の手記を載せたいので、

原稿を送ってくださいと連絡が来ました。

同じように厚生労働省からも、依頼が来ています。


このブログと違って、公式に一般に公開される物なので、

少し慎重になってしまいますが(笑)

こういう語り口調や、くだけた表現は拙いですよね~


で、少しづつ書いてるうちに、やっぱりお世話になった方に感謝の

気持ちが膨らんできます。

周りの全ての人、皆さんに出会えなければ今の自分は居ません。


名工を受章した時に、仕事上の関係者や仲間達にはLINE等で報告しました。

でも、この人だけは直接電話して、どうしても自分の口からお伝えしたい。

そう思う、大事な人が私にはいます。

恩師ですね。

私が専門学校(建築室内設計科)を卒業して就職した時の、会社の統括部長。

営業兼現場管理の仕事でしたが、その時の直属の上司です。


現場に出れば、内装の職人さん達とワイワイ楽しく仕事出来るけど、

やっぱり営業ってのは難しいし、苦手でした。

他人の顔色をうかがうような感じで、自分には向いてないとも感じてました。

入社2年目のある時、いや~なお客さんとのやり取りの中で、自分でも

我慢出来なくなって、

「このお客さん、絶対後で問題になるから手を引きましょう。私は降ります。

やるなら誰か代わってください。」

みたいな事を言ったんですね、私。(これ会社内でですよ。お客さんの前で言った訳じゃないからね)


そしたらね~ その統括部長。 普段は温厚な人なのに烈火の如く怒って、

私、散々説教されました。 ホント、泣きたくなるぐらい。

結局、私がまだまだ未熟でお客さんと上手くコミュニケーション取れないからだ・・・

と思い直して、仕事は続けましたけど。

最終的には、やっぱりそのお客さんとは揉めて、あの時手を引いとけば・・・

って展開になるんですけどね。


でもね。あの時、あれだけ真剣に叱ってくれた。怒ってくれたのは、

やっぱり私の為だったと、心の底から思えるんですよ。


「難しいお客さんなんて、これからいくらでも登場するよ。

そんなに簡単に逃げ出してどうする。もっと食らいついてみろよ!」


もう35年以上も前のセリフ。 大体こんな感じ(笑)

あの頃の、ヤング山﨑には心に響いたセリフです。



原稿書きながら、そんな事をふと思い出してます。

名工の報告したら、凄く喜んでくれて直ぐにお祝いを送ってくれました。


お正月に色んな事思い出しながら、しみじみ飲んで・・・

きっと、酔っぱらって泣く気がする(笑)





Comments


bottom of page