職業訓練校で壁装の講師をしています。
先日ようやくパテの授業が終わって、いよいよクロスを貼り始めます。
まずは道具のチェック。
学校から貸し出される道具は、今までの生徒からずっと引き継いでいる使い回し。

前期の最後に十分チェックして、手入れしてあります。
各自、腰袋に道具を入れて確認。
実際に装着してみます。
私もね。
40年近く前になりますが、クロス屋に修行に行って、2ヶ月か3ヶ月経った頃だったかな?
親方が私に腰袋をくれました。
一通りの道具が入ってます。
嬉しくてね(笑)
腰に巻いて、鏡に映して眺めてたのを思い出します。
兄弟子が、「お前随分嬉しそうじゃねぇか」って冷やかされました。
腰袋、大事ですよ。
ようやくプロに近づいた気がします。
そしてクロス貼りの第一歩は、作業台で刷毛を使って糊付け。
すでに表具の授業で、刷毛の使い方は習ってます。
ただ表具で糊付するのは、ほんの少し。
クロスを糊付するのは、結構大変。
パネルに貼ってみます。

真っ直ぐ貼り付ける所から、撫ぜ付け、四方の切り回し。
ポイントが沢山ある。
基本はここで身に着けたいので、何度も反復練習します。
だんだんクロス屋っぽくなって来たね。
と同時に、難しい事も沢山出て来ます。
でもね。
あくまで楽しく。
集中して一生懸命を続けていけば、楽しさがもっともっと大きくなっていきます。
頑張りましょうね!
Comments